アクティブ・アート

【リノベ実例】店舗から福祉施設へ。“ありものを活かす”アクティブ・アートの空間づくり

放課後等デイサービス「Le-Lian 空と風」を訪ねました(アクティブ・アート)

今回訪れたのは、アクティブ・アートが改装を担当した、放課後等デイサービス「Le-Lian 空と風」。
もともとお菓子屋さんだった建物をリノベーションして生まれ変わった施設で、外観にはヨーロッパ風の素焼き瓦が残され、どこか温かみのある雰囲気が漂っています。

中に入ると、元店舗ならではの設備が工夫して再利用されており、釣り戸棚がランドセル置き場として活躍しているなど、子どもたちが安心して過ごせるアイデアがたくさん。
限られた空間の中で、アクティブ・アートらしい“あるものを活かす”住空間づくりが光っていました。


■ 子どもたちの「成長」を見守る場所

施設でお話を伺ったのは、施設責任者の宇都宮さん。
実はお笑い芸人というユニークな経歴をお持ちで、その経験を活かしたコミュニケーションは、子どもたちからも大人気だそうです。

「療育」とは、医療と“育む”を合わせた考え方とのことで、
子どもたちの社会性自立心を育てることが目的。

食事づくり、絵画、工作、ドライブなど、日々の活動を通して
“できた!”という喜びを積み重ねるサポートを行っています。

宇都宮さんの明るさと寄り添う姿勢が、子どもたちの笑顔につながっていることが、施設全体の雰囲気から伝わってきました。


■ 元お菓子屋の建物を“そのまま活かす”工夫

「Le-Lian 空と風」では、建物の良さを活かしながら、安全で快適な空間づくりが行われています。

  • 元の駐車場は園庭のように活用

  • 玄関は子どもが出入りしやすい導線に

  • 天井の鉄骨構造はあえて見せて開放感を確保

  • 既存の棚や設備を、子どもたちの道具置き場に再利用

無理に“全部を新しくしない”ことで、建物に残る温かみと、子どもたちが使いやすい工夫が両立した空間になっていました。


■ 終わりに

元お菓子屋さんというユニークな場所が、
子どもたちの成長を支える新しい拠点へと生まれ変わった「Le-Lian 空と風」。

運営する皆さんの温かさと、アクティブ・アートの丁寧な設計・施工が合わさって、
安心して通える“やさしい場所”になっていることを感じました。

👉 放送動画は「まっすんの陽あたり良好」Youtubeチャンネル ⇒ こちらから

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